2012年05月23日

「密命 見参!寒月霞斬り」佐伯泰英(祥伝社文庫)

密命〈巻之一〉見参!寒月霞斬り (祥伝社文庫) [文庫] / 佐伯 泰英 (著); 祥伝社 (刊)

江戸物リアリティ。

相対評価
★☆☆☆☆
(わからん・・・・。面白くない)

たいていの本屋さんへ行くと、棚まるごと佐伯氏の文庫本で埋まっているのに出会う。

その量と規模に圧倒され(どれから読んでいいのか、わからない)、
ずっと敬遠してきたのですが、
最近、山本一力さんのも外すし、
池波氏の読んでいない梅安シリーズもなかなか本屋でみつからず、
手を出してみました。

結果。

2冊目はないな・・・というのが正直なところ。
(最後まで読み通したんですけどね・・・)





なぜ、そう感じたか。



(以下ネタバレ)



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2012年05月18日

「ワイド版 風の谷のナウシカ7巻セット/ルメキア戦役バージョン」 宮崎駿(アニメージュ・コミックス・ワイド版)

ワイド版 風の谷のナウシカ7巻セット「トルメキア戦役バージョン」 (アニメージュ・コミックス・ワイド版) [大型本] / 宮崎 駿 (著); 徳間書店 (刊)

人と業。

相対評価
★★★★★
(評価が難しいわ)

自宅のテレビで初めてこのアニメのビデオを見たのは、数十年前。
アニメとバカにしてたが、思わず膝を正して2度続けて見た。
サントラCDも買ったが、原作のこの7巻セットは、なかなか手が出ず。。。

大判だったのとコマ割りの見にくさで、ずっと敬遠してたが、
このたび、全巻そろえでアマゾンで購入。

恥かしげもなく、行きかえりの電車の中で読み、読了した。


アニメと違い、こんな話だったのか・・・・。


以下、ネタバレ








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2012年05月12日

「現代語訳 学問のすすめ」福澤諭吉・齋藤孝=訳(ちくま新書)

学問のすすめ 現代語訳 (ちくま新書) [新書] / 福澤 諭吉 (著); 斎藤 孝 (翻訳); 筑摩書房 (刊)

学ぶことと実践することのムズカシサ。

相対評価
★★★☆☆
(オモシロイ、でもムズカシイ)

売れている新書らしい。
僕が手にとった本の帯には、30万部。
(横には20万部の帯の本もあった。)

誰もが書名も書き出しのセンテンスを知っている。
でも、中身がどんなものかは知らない。

福澤諭吉の失敗は、
書名のわかりやすさと、書き出しがあまりにも平易だったことではないだろうか。

「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず」。
明治になって、四民平等で、だれもが同じ身分だから、
頑張って学問すれば、立派な人になれる。

そんな風な本だと思ってた。(って、僕だけかなぁw)

しかし、まったく違う。
全部で17編。

政治であったり、世の中の仕組みであったり、学問のあり方であったり、
学ぶことであったり、他国との付き合いであったり、西洋のことであったり。

いろんな福澤諭吉が世の中に対して唱えたい真理が凝縮されている。




(以下、ネタばれ)




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2012年05月04日

「モンスター」百田尚樹(幻冬舎文庫)

モンスター (幻冬舎文庫) [文庫] / 百田 尚樹 (著); 幻冬舎 (刊)

ひとりの女のふたつの人生。

相対評価
★★★★☆
(深読みできる面白い小説)

読みやすく、面白い。
最後はスーパー銭湯のミストサウナに持ち込んで読了。

(で、ついでに最後についた中村うさぎの頭の悪い解説をちら読みしてしまい、
大失敗。なに、この中身のない解説は。否定はしないけど、ちょっとなぁ)

話とすれば、昔からよくありがちな着想。
ただ「ありがち」なものにしなかったのは、綿密な人物の性格付けと
下調べを十分に行った上で考え込まれたストーリー運び。
で、スイスイ読める。というよりちょっとスカスカ。
書き込みすきず、ちょうど良いところで表現を抑えている感じ。
だから、読んだ人が読んだ人なりに考えるというタイプの小説(行間を読むというやつ)
・・・だと僕は思う。
(たぶん、桐野夏生がこのテーマで書いたら、もっとねっとりと情念がこもったものになっただろうな)

同時に、タイトルの「モンスター」を文字通り受け取っては、違うんだろな。
というか、そのままストレートに読んでも面白いけど、それだけではもったいないかも。
ホント、ありがちな着想をここまで面白く=考える種を植えるのは、百田氏の腕だろな。





(以下、ネタバレ)





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2012年05月01日

「ドラゴンヘッド(一〜十)」望月峯太郎(ヤンマガKCスペシャル)

ドラゴンヘッド(1) (ヤンマガKCスペシャル (519)) [コミック] / 望月 峯太郎 (著); 講談社 (刊)

人は死ぬまで、生きる。

相対評価
★★★☆☆
(今、読む、価値があるかもね)


これも息子にすすめられて。

でもこのマンガが登場したころにも別の人に勧められていて、
それをようやく読了しという感じ。

コミックは全10巻。

引き込まれて、結構緊迫したストーリー運びに、ゾクゾクしながら読みました。



(以下、ネタばれ)





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2012年04月27日

「少女」湊かなえ(双葉文庫)

少女 (双葉文庫) [文庫] / 湊 かなえ (著); 双葉社 (刊)

愛と情の物語。

相対評価
★★★★★
(この読みごたえ、ひさびさ!!!!)


すごいは、この本は。
面白さとお話の上手さで、この作家の「告白」を確実に超えた。
(「告白」よりも、似たようなシチュエーションの黒武洋の「そして粛清の扉を」の方が、
すごく派手で好きだし)

いずれにせよ、自己評価では、
今まで生きてきたなかで5本の指に入るミステリー。

最初は「すごく作り物っぽい話だな」と感じつつ読み進めたのだか、
だんだんと精密機械をつくる設計図のような印象。


(以下、ネタばれ)



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2012年04月24日

「奔る合戦屋(下)」北沢秋(双葉文庫)

奔る合戦屋(下) (双葉文庫) [文庫] / 北沢 秋 (著); 双葉社 (刊)

聡明な人の哀れさ、悲しさ。

相対評価
★★★★☆
(ストーリーの山をいくつもつくって、飽きさせないのは、すごいわ)


さて、下巻。

若「一徹」は、前作「哄う合戦屋」と同様な立ち位置に。
やはり聡明な人の宿命か。





(以下、ネタばれ)












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2012年04月19日

「奔る合戦屋(上)」北沢秋(双葉文庫)

奔る合戦屋(上) (双葉文庫) [文庫] / 北沢 秋 (著); 双葉社 (刊)

知恵といきがい。

相対評価
★★★☆☆
(時代は戦国。でも、今っぽいな)

先の「哄う合戦屋」の次に刊行されたシリーズ。
といっても前作の続きではなく、時代は遡る。



上下巻なので、まずこの上巻は、起承転結の起承か。




(以下ネタバレ)








(起承あるから、次は転結だな)


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posted by リュウジ at 23:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 読了本 歴史小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年04月15日

「星の王子・王女たちの留学物語2」名古屋外国語大学留学体験記編集委員会編(中日新聞社)

星の王子・王女たちの留学物語2 [単行本(ソフトカバー)] / 名古屋外国語大学留学体験記編集委員会 (編集); 中日新聞社 (刊)

気づくことの強さ。

相対評価
★★★★☆
(若さは最強の武器・・・なんだよな)

ひょんなことから頂いた一冊。で、なぜか2巻目。
現在シリーズは3巻目が出ている。
3巻も出ているということは結構売れているとのこと。

内容は、16人の名古屋外国語大学の学生たちが
在学中に海外留学&海外インターンシップした体験記。

体験記といっても、
大学の合格体験記のような勉強のコツとか、テクニックとか、
そんなお手軽な話ではない。
(もちろん、その国のその大学へ行くときの前情報としては重要)

カナダ、オーストラリア、イギリス、シンガポール、フランス、中国。

そこで、彼ら・彼女らがどんな思いを持ち海外への留学を決意し、
行った先で、どんな壁に当たり、その壁を克服するためにどう考え、どう行動したか。

そんな心の内を、彼ら・彼女らの言葉で語りつくされている。

その内容はもちろん、千差万別。

でも、ほぼ共通してあるのは、両親や仲間や周りの人たちへの感謝。
(人は一人で生かされているのではない・・ということかな)

そして、「日本への思い」を強くしていること。
(在日はいても移民はいない日本において、日本人を感じる機会が少ないからかも。
もっと穿ってみれば、教育してないし)

この本につけてあるショルダーコピーは、

     「良い日本」でもなく「悪い日本」でもなく「かけがえのない日本」を知る

そうなのだ。この本に登場する彼ら・彼女らは、
いわゆるネトウヨや頑なに起立しない教師たちとは全く異なる土壌で、
海外の留学先でいろんな国の人々と交流することで、海外で日本を発見する。
じぶんとしても、そんな若者の行動と思考の動きがとても新鮮だった。

驚きはそれだけではない。

留学といえば、語学のため。。。と思っていた。
しかし、彼ら・彼女らは語学の授業を受けながらも、学部の講義も学ぶ。
マーケティング、貿易、日本学などなど。
そこで、議論し、調べ、発表する。

語学を学ぶとは、「話す」ことだけでなく、
思いや考えを「伝える」ことを学ぶことなのだ・・・。
これも新鮮な発見だった。

しかし、この本に登場する16人の若者たち。
すごく前向き。自分を鍛える意識も高く、力がみなぎっている。

こんな若者が多く育つことが、今の日本には重要なこと。
それは、やっぱり「教育」からしか生まれないんだろうな。

比べることを否定し、競争を否定し、国を否定し
義務と責任を教えず、
生半可な自由と権利だけをいう教育がはやくなくなりますように。

追記/
しかし、なんで王子、王女なんだろう?
ここに違和感を感じるww



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2012年04月13日

「いかだ満月」山本一力(ハルキ文庫)

いかだ満月 (ハルキ文庫 や 6-2 時代小説文庫) [文庫] / 山本 一力 (著); 角川春樹事務所 (刊)


縁起をかつぐ、大切さ。

相対評価
★★☆☆☆
(旅、船、子供・・・・・。そうですか。こうですか。)

最近、アタリを引けない一力さんの小説ですが、
これもちょっと・・・・。






(以下、ネタばれ)

















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posted by リュウジ at 21:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 読了本 時代小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする