2009年01月12日

「クラッシュ 風景が倒れる、人が砕ける」 佐野眞一 新潮文庫



6つの事件の裏にあるもの。
泣いた。電車の中で読みながら。

「東電」の本を読んで二度と読まないと決めた佐野眞一の本でしたが、
ついつい手にとってしまいました。

6つの事件。
●JR西日本脱線事故
●17歳の連鎖殺人
●雪印乳業の食中毒事件
●東海村の臨界事故
●阪神淡路大震災
●ニューヨーク同時多発テロ

この事件を彼の視点で突っ込んでいく。
時に「東電」の時に感じた華燭な表現が鼻に付くものの、
やはり視点はすごい。

特に阪神淡路大震災について、
それほど多いとは思えない紙面で、多彩な切り口で迫っていくのは、
さすがの佐野眞一。

泣いたのはJR西の事故と阪神淡路大震災。
両方とも地元だったので、地の利も知っているから、
本当に胸に迫るものがあった。

特に阪神淡路大震災。
圧死がほとんどというものの、生きながら焼かれてなくなった方、
そしてその人を最後まで救おうとしてなにもできなかった親族の人。
言葉にできない悲しさ。

また、神戸のクライアントがいて、
震災後に駅間輸送するバスから見たあの光景。
バスに乗った人がみんな息を呑んだあの光景。
電車から見たなにもない長田のあの光景。

天災は忘れたころにやってくるというものの、
本当にやってきてほしくない。





posted by リュウジ at 20:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 読了本 ドキュメント/ルポ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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