2009年01月29日

「ラスト・イニング」 あさのあつこ 角川文庫



巧に魅せられた人たち。

児童文学(と読んでいいのかどうか)「バッテリー」。
その小説の主人公「巧」にかかわった人達の物語が3編。

1編目は、巧たちと門脇たちの試合の後日談。
最初は取っ付きがにくくて、あさのあつこが投げたボールが、
全然、気持ちに届かなくて、どうしたもんかいなと。

それは、巧ではなく、
巧と拘わってしまった人たちの話だからかもしれない。
(バッテリーは巧が中心だったから)

それが、129ページを過ぎたところから胸元を抉る、抉るw
高校生になった門脇、そしてそのチームメイトの瑞垣が、
高校生になっても「巧に対して挑んで行く」その生きざまと心模様。

2編目は、青波。兄、巧とのふれあい。
3編目は、豪。バッテリーを組む巧との出会い。

巧本人は、ほとんど登場しない。
書かれる視点も、門脇、瑞垣、青波、豪のもの。
みんな野球とともに生きる、巧に魅きつけられ、運命をかえる。

さらには彼らだけでなく、
巧に磁石のように魅きつけられた人が、さりげなく何人も登場する。

「バッテリー」の物語は、これで終わりだろうか。
本そのもののタイトルが、「ラスト・イニング」だもんな。


余談:映画「バッテリー」は、
まず、娘がはまり、次いで嫁がはまった。
シナリオはどうしようもなく、最低。
しかしキャスティングされた子供たちは最高。

posted by リュウジ at 00:06| Comment(1) | TrackBack(1) | 読了本 小説一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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Posted by 藍色 at 2010年09月06日 02:42
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ラスト・イニング あさのあつこ
Excerpt: 大人気小説「バッテリー」。あの伝説の試合がここに──!! 全国劇場公開される人気小説「バッテリー」。その中でも屈指の人気キャラクター・
Weblog: 粋な提案
Tracked: 2010-09-05 23:51